ひかりの国プロジェクト/その50「雪(ゆき)」

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その50 「雪(ゆき)」

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今年の冬は、雪がよく降りましたね。真っ白な雪は都会を覆(おお)い、一面(いちめん)銀世界・・・「雪は天からの手紙」なんて言った方もいてロマンチックと言いたいけれど、残念ながら都会はそこまでは積もらないですね。でも雪って、少しは汚(よご)れた都会を隠してくれているんじゃないでしょうか。きれいなモノも汚いモノもみぃ~んな雪の中。真っ白な雪は、まるで生まれたての赤ちゃんの心のよう。と、書きながら、赤ちゃんの心なんて実際見たことないしね。また見えたとしても、赤ちゃんの心が真っ白とは限りませんからね。ヒョッとしたら、生まれたときにはすでに、どす黒い色がついていたりして・・。

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さてさてそれはさておいて、僕らの心は雪が積もった都会みたいなものかも・・・。雪が表面の意識(=うわっつら・建前)で、雪の下は僕らの深い意識(=本音)。表の意識は、深い意識を隠(かく)しているじゃぁないですか。

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えっ、そんなことないって!? それはとてもとてもすばらしい人です。でも、人にはさらに深~い意識があるんですよね。この深~い意識には、自分でも気づいていない、いろ~んなのがあるんです。もしかしたら気づいている人もいるのでは・・・?いつも、この深~い意識が足をひっぱるんです。癖(くせ)なんかもそのうちの一つですが。それが、よいモノだったら助けてくれるのかもしれません。ただどちらかと言えば、マイナスの力が強いみたいです。いやぁ強いなんてもんじゃなく、超ォ~強力です。では、この足をひっぱる深い意識に、どうしたら気づけるのでしょう。

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これがまたけっこう難しいんですよ。学校でも心のことを習っていないから、気づけないんですね。自分の心でありながら、心をうまく操(あやつ)ることができないのです。操るより、むしろ重要な場面で、この心(深い意識)に振り回されてきたんですね。

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いや~厄介なモノですよ。ココロって。もうホント、コロコロ転がって、坂道だったらモ~大変。スピードが加速しちゃったりして。坂道を転げ落ちるように、急激に悪くなるなんていうのは、まさにその通りなんですね。転がりはじめたら、急には止められないのです。「時間よ止まれ」と叫んでみても、むなしく落ちていくだけなんです。は~ぁ、ため息だぁ。心もテレビを見るように、見えればいいのでしょうけれどねぇ。見えさえすれば何とかなる。でも、見えないんですね。

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