ひかりの国プロジェクト/その1「エゴからエコへ」

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その1 「エゴからエコへ」

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これからは、エゴの時代からエコの時代に向かうということを聞いたことがありませんか?企業等の標語スローガン(言葉)などでも使われています。環境の話題になると出てくる「エコ」という言葉ですが、もともとはエコロジー(ecology)からきているのはご存知と思いますが、エコロジーとは生態学という意味で、生物の生活や環境学との関係、「環境(自然環境)にいい」という意味で使われています。

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面白いことに「エゴ」のコの点々(赤丸の濁点だくてんの部分)をとれば、エコ(自然環境)になります。さて、このエゴとは何でしょうか。よく、エゴという言葉も耳にします。企業のエゴとか、国のエゴとか・・・。「エゴ」はエゴイスティック(egoistic)もしくはエゴイズム(egoism)の略で、「自分勝手、わがまま、現代風なら自己中ジコチュウー(自己中心的)」というような感じで使われています。

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もし、エゴを漢字一字で表すとしたなら「(が)」(エゴ)という字でしょうか。普段の会話の中でも「あいつは我が(自我)が強い」とか言いますね。この『我』を見ていただきたいのですが、図1のように「手」と「矛(ほこ)」に分かれます。まさに人が矛(ホコ・武器)を持って相手を寄せ付けない状態です(図2)。

皆さんも、お気づきのように戦闘状態(せんとうじょうたい)に見えませんか。現代社会はまさにこのような感じではないでしょうか?とにかくナンバーワンになろう。相手を倒して勝ち残ろう、生き残ろうと。果たして、このような社会の最終的に行き着くところはどのような世界なのでしょう。今や、市場は日本だけではなく世界です。日本がだめなら中国、次はインド等、大企業は世界に向けて商売していきます。中小企業も例外ではなく、世界に向けて発信していっています。物が隅々にまで行き渡ったとき最後は誰が買ってくれるのか。地球がだめなら、今度は宇宙(人)に向けて売るのかもしれません。

エゴ(我)が増大する社会。共生、協調、調和、助け合い等のスローガンとは裏腹に、エゴがむき出しの社会・対立する社会になっているような気がします。

人の欲望だけがとどまることを知らない。はたして「エゴ」を止めることは可能なのか・・・・。エゴとエコの違い・・・。エコとは濁点(だくてん)をとること、人の心の中にある濁り(自我・自分さえよければよい等)をとることなのかもしれません。汚きたない川も、汚れ(濁り)をとれば、底まできれいに見えます。もし、きれいにすることが可能ならば、今まで見えなかったことが見え、感じなかったことも感じられるようになるかもしれません。自然を注意深く観察してみれば、対立ではなく共生していることにきっと気づけるでしょう。

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