前回の「鬼わぁ～内」をもう少しわかりやすく。
「魂」は「云」と「鬼」でできているので、「鬼」が消えれば「云（＝運）」が残るということなんです。「鬼」がだんだんと薄くなってくると「運」がハッキリとしてくる。ねっ、自分の心の中の欲望（＝鬼）を消せば、運がよくなるのかもしれないのです。
もともとみんな、「運」を持っているんだけれど、欲望というノイズで見えなくなっているんじゃぁないのでしょうか。心は、この欲望を発散することで「消える」と勘違（かんちが）いしているのかもしれません。実は、拡大しているとはつゆほども疑わずに・・・。
最近は「心の怒りなどが消えていく（軽くなる）」というような本も出ていて、確か、自分の心を自覚して知ることが大事というような内容だったと思います。でも、これらが簡単にできるのなら、苦労はしませんよね。み～んな即（そく）ハッピーになれます。
じゃぁ、なんでできないのでしょう？それは・・・・秘密です。なんて番組がずいぶん前にあったような・・・。ほんとは、秘密でも何でもないのです。心は、なかなか“自覚できない”ようにできているようなんですねぇ～これが。自覚できれば、「運」もよくなるようなんですけれど、「人間万事（ばんじ）塞翁馬（さいおうがうま）」というたとえがあるように、運の基準って難しいですよね。
宝くじにあたっても、最後はすべてを失うというようなこともあるし、事故に遭（あ）ってけがをして旅行に行けなくなり、乗る予定だった飛行機をキャンセルし、その飛行機が墜落（ついらく）しちゃって、けが（不幸）が幸いで助かったなんてこともあるように、これなんかまさに「災（わざわ）い転（てん）じて福となす」なんていう例ですね。
だから、運がいいとか悪いとかは、最後の最後までわかりませんよね、ホントに・・。それでも僕らは、この「運」というものを求めるんですよねぇ～不思議なことに。
さて、この「運」をあげるのは、心の自覚が必要なようなんですが、それってどうしたらよいのでしょう・・・。これはどうやら、「心」の仕組み（＝謎）を解き明かさなければならないようなんです。つづきは次回以降ということで・・・。
