ひかりの国プロジェクト/その33「信者(しんじゃ)」

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その33 「信者(しんじゃ)」

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ひかりの国プロジェクト

「信者(しんじゃ)」・・・の言葉で思い浮かぶのは、やはり宗教ですね・・・。「信者」という言葉は何となく悪いイメージがあって、疑わないで信じてしまう人っていう感じでしょうか。でも、僕らはみ~んな何かの信者ではないでしょうか。
皆さんは、電気料金、払っていますよね。現代社会は電気製品ばかりですからねぇ・・。この電気料金、電力会社から請求書がくるわけですが、だいたいその請求金額を僕らは言われるとおりに払っていますね。ふ~ん、今月の電気代はこんなものなのかぁ・・と思いながらも、毎月ちゃ~んと払うわけです。実に従順な僕らです・・・・ねっ。だってその請求金額を疑わないのですから。それに、お金を払わなければ電気を止められちゃうしねぇ。まっ、しょうがないか・・・とあきらめちゃいます。そうです。僕らは、電力会社様(電気の神様)の信者なのでぇ~す。

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さきほど言ったように疑わないで信じてしまう。・・・で、これまた「信者」という字をよォ~く見てみると、なんと「儲(もう)かる」という字になってしまっているじゃぁないですか。儲けるには信者を増やすしかないのです。電力会社だけでなく、他の公共機関も含めた社会のシステムは、似たようなものじゃないかなぁ~と感じています。まぁ、会社(企業)も、信者(=ファン)を増やすため、日夜がんばっていますので同じですかね。ファンが増えなければ、儲かりませんからね。

それと、毎月給料から自動的に引き落とされている年金。僕らが一生懸命(いっしょうけんめい)積(つみ)立てている年金。いつかはもらえると思って(信じて)、年々チョットずつ値上がっていくのにも必死に耐えている。でも、もらえる年齢が68歳に引き上げられるかもしれないなんて・・・オゥマイゴッド。そんでもって、もらえる頃には誰もいない・・な~んてね。そのことに文句も言わない僕らって、なんて従順なんでしょ。いろんな意味で、もう立派(りっぱ?)な信者でしょォ・・・ホントに。

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で、信者になる僕らには特徴(とくちょう)があるんです。それは、「よく見ない」っていうことです。請求書の内容もよく見ない。今じゃぁ、カード社会(電子マネー)になって現金を使うことが少なくなってきたので、買い物後にカード会社から送られくる請求明細書(せいきゅうめいさいしょ)も見ない方が多いのじゃないでしょうか・・・?もっともネット上での明細書になっているようですから、もっと見なくなっているかもしれませんね。今じゃぁ通帳(つうちょう)さえ記帳(きちょう)しなくなってきていますし。

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見ないと言えば、また電気の話に戻りますが、電気代を決める電力メーターもほとんど見ませんよね。外の壁(かべ)についているあの電気メーターです。あのグルグル回っているメーターの速度の基準は、どうなっているのだろうと・・・。

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ある日、電力会社から「メーターを取り替(か)えますよ」・・・と言われ、取り替えた。取り替えてから・・・・あれっ今月の電気代高くなってないかぁ・・・?取り替えた新しいメーターをながめていたら、電気は同じように使っているのに、何となく前(古い)より少し速くメーターがまわっている・・・それは、気のせい?でしょうか。まぁ普段からメーターなんて見ないから、好きに調整できるしなぁ。僕ら信者ですから、そのことを疑いもしなし気づきもしない。信じることは怖いことですヨ・・・盲信(もうしん)、妄信(もうしん)。
でも、自然は違いますよ。自然は、いつでも開かれています。隠し事はないですし、ぼんやりし(自然を信じ)ていたら大変ですからね。自然は、隠(かく)された(=閉ざされた)この社会システムの信者となっている僕らにに、刺激(しげき)をあたえてくれます。たまには、自然の中に出て行ってみませんか・・・・・?
ぼっ、ぼっ、ぼくらは社会のもォ~(盲)信者でぇ~す・・・。信者増やしていますかぁ。儲かってまっかぁ。

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