神様仏様助けてください。何とかしてください。・・・なんて、困ったときにお願いしたことが一度はありますよね。
ところで、神様仏様って実際に見たことがありますか?
世のなかには特殊な能力をもっていて、見えるなんて言う人もいるみたいですが、神様を見たことがある人はほとんどいないのではないかと思います。漫画家などがイメージとして描いているのはあるけれど、じゃぁ実際本当のところはどうなのって感じですよね。
日本で神様がいるところとして、一般的には神社を思い浮かべるのでは・・・。新年の初詣を含め、一度ぐらいは神社に行ったことはあるかとは思いますが、神社にはあたりまえですが、神様が祀られています。この神様(御神体=ごしんたい)を見たことがあると思われますが、なぜかだいたいが「鏡(かがみ)」なんです。どうして鏡かというと、ある本に書いてありました。それはこういうことだそうです。
御神体(鏡)・・この鏡をひらがなにすると、「 か が み 」です。で、真ん中の字の 「が=我」をトルと「 か み(神)」になる。
御神体(鏡)に向かって自分自身を写します。なんせ、鏡ですから自分がよく見えるわけです。見えたら、自分のいやな部分、足りない部分を写しだして正す(=我をとる)。そう、エゴをとる・・・・。あなた自身の中に神様がいて、エゴがなくなったとき、神になりますヨと・・。
では、仏様ですが、よく亡くなった人のことを仏様といいます。また、人間ができた人(人格が優れた人)のことも、まるで仏様のような方・・なんて表現しますよね。この仏様のいわれ(由来)は、どこから来ているのでしょう。
それは・・・解る(わかる・ほどける)→「ほとける」。すべてのことを理解(りかい)した人のことを「仏様」と言ったのです。もつれた糸を解(と)いて、二度と絡まない(失敗しない)ように・・・と。
神様・仏様とは自分自身を理解して、すべて物事(事象)を理解した人のことを指すみたいです。
そういえば、ずいぶん前にあるお医者さんにお会いし、そのとき、ご自身の体験談を聞かされたことがあったのですが、この人、お医者さんながら難病(なんびょう)を罹(わずら)ってしまったそうです。難病といわれているから、大変だったそうです。どういう難病かというと、1日にトイレに何回も行く(下痢)腸の病気で、いつも腹がピーピーいっていたみたいです。仕事は続けていたけど、通勤時のトイレ確保はけっこう大変だったと言っていました。とりあえず自分で運転できたので、自家用車で自宅から勤務先の病院まで通っていたんです。何せ便を我慢できないため、コンビニのトイレを含め、どこに公衆便所があるか、細かくチェックしていたと聞きました。ある日、通勤途中どうしても我慢できなくなり、いつものコンビニまで持たなかったそうです。そのときちょうど墓場(はかば)が見えて、急いで車を止め、仏さん(死んだ人)にごめんなさいといいながら、墓の中で用(便)を足しました。ホッと一息ついて終わった後、おしりを拭(ふ)こうとしたら、この先生、紙がないことに気づいたのです。そこで、一句ひらめきました。
「墓の中、仏ばかりで紙(神)はなし」
お後がよろしいようで・・・。