ひかりの国プロジェクト/その11「頂(いただき)」

HOME > ひかるの素 > その11

その11 「頂(いただき)」

前のページへ

次のページへ

ひかりの国プロジェクト

頂(いただき)・・・辞書で調べると意味は「一番高いところ・てっぺん・山の頂上」等と載(の)っています。この世に生まれてきたなら、一度はトップ(てっぺん)になりたい思ったことはありませんか。たいてい、どの?企業もナンバーワン(No1)になるために競争しています。僕らはなぜ一番になりたいのか。どうして頂上を目指すのでしょう・・・・。一番になれば何かいいことがあるのか。はたまた頂上に登れば何か見えるのか。

ところで、次のような言葉を聞いたことがありませんか。入り口は違えども、いきつくところ(目指す頂上)は同じだ・・・・・・と。

ひかりの国プロジェクト

そう、それぞれ別々の門から入っても、結局は皆同じ頂上に行くよ・・という感じで使われています。果たして本当にそうなのでしょうか。疑問を感じたことはありませんか?

たとえば・・・・・雲一つない日、遠くに山が見えます。そこから、かすかにですが頂上も見えます。この遠くの山の頂上(いただき)が僕らの目指すところ(ゴール・到達点)だとします。

ひかりの国プロジェクト

それぞれ出発する時間の違いはありますが、とりあえずおのおのルート(入り口)を決め、地図とコンパスを持ち、とにかく頂上を目指し始めました。食料等必要最小限の装備はしています。さて、どれだけの人がこの山の頂上にたどり着けたのか・・・・・・。

ひかりの国プロジェクト

これって、人生のたとえ話ですが、皆が頂上にたどり着けるわけではないのです。なぜなら、遠くに見えていた山も、近くに行けば麓(ふもと)には樹海(じゅかい)が広がり、目指していた山さえ確認出来なくなりました。現在、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうのです。

頂上どころか、遭難(そうなん)の危険(きけん)さえあります。というより、ほとんどの人が遭難してしまうか、あきらめて引き返すでしょう。このことは、企業にも当てはまりませんか?会社で言えば倒産(とうさん)か撤退(てったい)・・・・。

ひかりの国プロジェクト

では、どうしてこのような言葉が作られたのでしょう。一生懸命、希望を持って目指していたのに頂上にたどり着けなかったら、その期間費(ついや)した時間(努力等)が無駄(むだ)になってしまう為、納得(安心)できるような言葉を作り出したのかもしれません。

では、確実に頂上にたどりつくためには、何が必要なのでしょう。それは、「正しい見方」です。地図とコンパスを正しく見られなければ、迷(まよ)ってしまいます。ただ持っているだけではだめなのです。正しいものの見方がわかると、入り口もルートも自(おの)ずと見えてきます。闇雲(やみくも)に進むだけでは、決して到達することはできないのです。そして、これも忘れてはいけません。最も重要なことです。それは、天候(自然観察)です。土砂降(どしゃぶ)りの日に出発しても、遭難(そうなん)するだけですから・・・・・ね。

前のページへ

次のページへ

ひかりの国プロジェクト