ひかりの国プロジェクト/その9「輪形彷徨(りんけいほうこう)」

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その9 「輪形彷徨(りんけいほうこう)」

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タイトルの輪形彷徨(りんけいほうこう)・・・・この意味を知っていますか・・?
人が方向感覚を失い、無意識(むいしき)のうちにを描くように同じところを彷徨(さまよ)い歩く事と説明されています。テレビドラマで、こんな場面を見たことがありませんか。山道を歩いていたら急に霧(きり)が出てきて道に迷い、さまよっていたらまた同じ場所に戻ってきてしまう・・・・。イラストで表現するとしたらこんな感じでしょうか。

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さて、輪形の輪(わ)ですが、皆さんは車の両輪(りょうりん)の話を聞いたことがありませんか。開発(企画)と営業が、両輪となって進んでいく等々・・両者が一組になって用をなす例(たと)えで使われます。家庭でいえば、夫と妻で両輪になりますね・・・・。イラストのように、両輪でいろいろと表すことができます。男と女、陽(+)と陰(-)、農村と都会、原因と結果、家庭と仕事、自分と他人、部分(個)と全体など・・・・。真ん中のシャフト(棒)は関係(結びつき・絆)を表しています。

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この真ん中の部分は、見えないもの・・にあたるものと思ってください。車もタイヤは見えますが、シャフト(棒)は普通見えないと思います。男女の関係で言えば、赤い糸(運命の糸)と言われているようなものでしょうか・・。人の体で表すとしたら、腰椎(ようつい=こし)と頸椎(けいつい=くび)がタイヤの部分で、背骨が棒に当たりますね。

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輪形彷徨に戻りますが、いまの社会は、どちらかのタイヤがとれた状態に感じられます。見てください。同じところ(輪形)をぐるぐる回って(彷徨って)います。企業も人も同じところを巡(めぐ)り、そこから抜け出せない。不景気になると、特にそうですが、他人はどうでもよくて自分(会社)さえよければよい・・・・自分だけ(個)というエゴ(我)の世界です。

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この輪の中を荒らしきったら、そこで終わり(死・倒産)です。もしくは、場所を変えてまた荒らすか・・・・日本がだめなら世界へと・・・。でも、最近は企業も人もチョット気づいてきたようです。CSR(企業の社会的責任)・エシカル(倫理・道徳的)など、自然を大切にと打ち出し、社会全体を考えるようになったようです。でもまだ、自然(社会全体)を意識し出したのは最近のことです。片方(自然等)のタイヤが小さくバランスがとれていません。きれいにバランスがとれたとき、人も企業も社会もうまく調和して進んで(発展)いくのかもしれません・・・・・・・。

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今回のタイトルの輪形彷徨ですが、他の漢字4文字でも表すことができます。それは、また次の機会に・・・・・・。

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