ひかりの国プロジェクト/その8「笑う門には福来る」

HOME > ひかるの素 > その8

その8 「笑う門には福来る」

前のページへ

次のページへ

笑う門(かど)の「門」って何だと思いますか。
一般には、このことわざは、“いつも笑っている家には幸運がやってくる”という意味で説明されています。そうすると、「門」は「一家・一族」ということになりますが、果たしてそうなのでしょうか・・・?
実は、「門松(かどまつ)」のことなのです。えっ「門松」ってあの門松・・・・・。そう、ご想像通りのお正月に飾かざるあの「門松」です。どうしてかって・・・・。それはこれから説明します。

ひかりの国プロジェクト

その前に笑うとなぜ福(ふく)がくるのでしょうか。すこし、「笑い」の効用を話したいと思います。

皆さんは、笑うと病気が癒されると聞いたことはありませんか。不思議なことに、笑うと痛みが軽くなったりして、それが持続する。これは、笑うことで自然治癒力が高まり、体が楽になっているのではないかと考えられています。また、免疫力が強くなり、がん細胞を殺す(す)ナチュラル・キラー(NK)細胞の働きが活発になるなど、医学的にも笑いによる効用が報告されています。
笑うことで痛みや癌(がん)などが(き)え?たりして、良いこと()がおこる・・・・・・?

さて、「門松」の話に戻りますが、「門松」に使われているのは何ですか。「竹」ですよね。門松をよ~く見たことがありますか?「門松」ってイラストのようになっていますよね。
「門松」の先の部分をよく見てみると、斜めに切った竹の節のところが、まるで“人が笑っている「口」”のように見えませんか。(最近は先が斜めに切ってないものもあるようですが・・・。)

ひかりの国プロジェクト

う」という字は、「」に「」と書きます。竹は、まっすぐ天に向かって伸びる。そんな素直な心(笑い)が、痛みや苦しみをしてくれるのかも・・・。人は心から笑っているとき、あれこれと考えていません。そのとき、肉体が持つ、忘れていた本来の力(治癒力)が出てくるのでは・・・。

ひかりの国プロジェクト

また、病気になったときに飲む「」。この字も「(くさかんむり)」に「(たのしい)」と書きます。楽しいとき人は笑います。医学でよく使うプラセボ(偽薬)効果、このプラセボという言葉の語源はラテン語で「(よろこ)ばせましょう」の意味があります。これだって、笑いにつながっています。笑いは病や苦しみを消して(?)くれるのです。

笑う「」、門松「」消す「」、これに共通するのは何でしょうか・・・・。それは、すべて「ショウ」と読むこと。昔の人は、縁起(えんぎ)をかつぐ(幸運を運ぶ)ために、これらを掛詞(かけことば=語呂合わせ)にしたのです。

ひかりの国プロジェクト

そして、門松の三本の竹は「天・人・地」を表し、天(自然)が笑って、大地(自然)が笑い、その中の人が笑う。すべてがげているのです。自然(エコロジー)は、笑い転げて、すべてを消し去り「」を運んで来る。まさしく 笑転=エコロジー ・・・。要するに、みんなハッピー・・・ってことですョね。
ちなみに、1年の始まりは、正月(しょうがつ)ですが、「笑月」でもあり、「消月」。その意味は、正月に笑うことで、前年のいやな事柄を消して新年を祝うのです。

前のページへ

次のページへ

ひかりの国プロジェクト