ひかりの国プロジェクト/その44「縁(えん)」

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その44 「縁(えん)」

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袖(そで)振(ふ)り合うも多生(たしょう)の縁(えん)・・・なんてことを言いますね(でも、今は振る袖もないんですけど・・・よほほほぉ~)。僕が努めている会社の近くには、この「縁」を求めて、大勢のうら若(わか)い乙女(おとめ)たちがやってくる場所があるんです。それはJR飯田橋駅から歩いて5分ほどにある「東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)」。名前は大神宮なのにチョット小さな神社です。

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この神社の参拝客(さんぱいきゃく)は、ほとんどが女性なんです。どうして女性に人気かって言うと、縁結びのメッカとしてたびたび女性誌にも紹介されていて、なんでもご利益(りやく)があるようなので、大人気のスポットになっちゃっているんです。

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でも神だのみって、ほんと~に効き目があるんでしょうかねぇ。この神社の前を通るたびに、この中の何パーセントぐらいの人によい縁ができて幸せになっているのかな・・・なんてことを思っちゃうんですね。よく成功した方が「ついていた(運がよかった)のは、人の縁に恵まれたから」なんてことを言っていたりして。そう、ここに「縁」=「運」という方程式ができちゃいました。

でも、この「縁」ってやつ、神様に頼むだけで「よい縁」ができるんでしょうか・・・?拝(おが)むだけで「縁(=運)」が上がるんだったら楽だし、もしホントだったら「あぁ~神様、この環境何とかしてちょうだい」って毎日お願いしちゃうんですけどね。でもなかなか運に恵まれない人が多いのは、やっぱり拝むだけじゃご利益がないのかなぁ~なんて、神様を疑ったりして・・・・ね。

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でも以前、神様とお話しできる人(?)に会ったとき、こんなことを言っていたんですね。
「人間ってみんな頼み事ばかりでイヤになるわい。来る人間来る人間だれも自分の頼み事ばっかりなんじゃ。なんで、日々のことに感謝して素直にありがとうって言えないんじゃろねぇ~。だから運が逃げていくんじゃよ。ってなことを神様が言っていた」って。ホントがどうかわかりませんけど、まぁ神様も辛いんだなぁ~と思ったしだいです。

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確かに僕らも、頼まれ事ばっかりじゃぁイヤになっちゃいますからね。ひょっとしたら「運」がよくなるのは、お参(まい)りに行かないことなのかもしれません・・・。でも、出会い(縁)を求めるには何かしらの行動(=アクション)が必要なので、お参りに行くのはいいのかもね。
しかし、いつの世もつくづくこういう(ご利益)ものは人気があるんだなぁ~って思うんですよねぇ。それに世の中が不安定になればなるほど、神様に頼りたくなるのもわかるような気がしますしね・・・・・。

※ 「東京大神宮」、ホームページには日本最古の神前結婚式場と紹介されています。

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